DIARY
ダイアリー
ある日の一コマ らっこ組(1歳児)
保育者と一緒に手遊びや季節の歌を楽しんでいる子ども達。
日頃からくり返し親しんでいるので…身振り・手振りもすっかりお手の物。
子ども達から、自然と手あそびが始まることもしばしば。
この日は、Eちゃんが小さな“せんせい”さながら、みんなに披露しています。
そばには、座って一緒に楽しんでいるIくん。
と、そこへ…
絵本を読んでいたHちゃん。
「はい、Iくん」と絵本が好きなIくんに、おもむろに絵本を差し出しました。
(今、手あそびタイム楽しんでいたんだけど… どうなる?!
ここはひとまず、それぞれの子どもの様子をじっくり観察。)
絵本を手渡されたIくん。「うん」と受けとり、めくり始めます・・・
そんなIくんを少々気にしながらも、
そのままEちゃんの手あそび時間が続くのでした。
それぞれの子どもが、自分の思いを素直に出していること。
同じ空間を共有しながら、それぞれが「自分のしたい事」を選んでいること。
おとな(保育者)が介入しなくても、子ども同士による自然なやりとりが
ちゃんと生まれてきているのです。
“人と関わりたい気持ち”…
子どもの中にあるその芽生えを ゆっくりと育んでいきたいものです。